【擬態と欲望】
中高生のための3DCGコンテスト「CG部ネクストスターズ」に応募した作品です。
コンテストのテーマが「欲望」というお題だったので
「憧れの恐竜の姿に変身したい欲望を持つカメレオンの子供が、パソコンで恐竜を見ながら擬態しようとしているけれど、まだ下手くそでテキストやアイコンまで取り入れてしまっている」
という作品にしました。
体の色が変わっている途中のような、スキャンして取り入れているような雰囲気にしました。
制作時期:中学2年生
制作期間:約5日間
使用ソフト:Blender、ZBrush、Photoshop
⚫︎2025.11.23 CG部ネクストスターズにてプラチナ賞(グランプリ)を受賞
カメレオンはZBrush、他はBlenderで作りました。
僕よりリアルで綺麗な作品を作る人はたくさん居る中で、僕の作品に魅力を感じてもらうために、自分の作風を活かせるアイデアを考えました。
最初は人間のキャラクターで色々と考えてみましたが、実はまだ僕は人間を上手くモデリングできず、自分が作りたいテイストに対して人体とそれ以外のクオリティに差が出来てしまい、統一感が無くなって解像度・情報量がチグハグになってしまいます。
そこで人間を登場させずに考えた結果、カメレオンのキャラにすることで、背景や小物とのクオリティを合わせ、なおかつ人と被らないような面白いストーリー性のある自分ならではの作品になりました。
「制作に対する信念」
僕はこの「問題をなんとかする力」を大事にして、世界観が壊れないように工夫しています。この力がないと、未熟なうちは作品が台無しになってしまうと思うからです。
例えば今回
「下手だけど人体を作り、背景はベストを尽くしてリアルにする」をやってしまうと、見ている人はその差をノイズとしてキャッチし、違和感を感じてしまうと思っています。
背景とキャラのテイストがビタッと合っていると見ていて違和感がなく作品に没頭できると考えています。
まだ未熟なら未熟なりに、自分が作れる範囲で、いかに違和感がないものを作るかを意識しています。
そして僕はいつも「なんとなくカッコいいだけ」にならないように、意味やメッセージのある「見ていて楽しい作品」を作る事を心がけています。
ポーズを恐竜っぽくしたり、煽りアングルにしてダイナミックに感じるように表現しました。
カメレオンが大人か子供か見てる人にはわかりづらいので、部屋の中の小物で子供だとわかるように工夫しました。
【畏怖との対峙】
作品のイメージとしてはヘビの妖怪のようなものがこっちを見ているという作品で、妖怪の怪しさとちょっと神々しい感じで敵にも味方にも見えるようにしました。ヘビの額の模様をいろんなところに配置することでお札で封印しているようにも、逆に祀っているようにも捉えられるようにしました。
畏怖というのが神とかへの恐れ多いという感情と単純な恐怖という意味両方持っているので、このヘビは畏怖を表していて、まるでこちらの出方を伺っているような、襲ってきてる感じではなく、こちらの様子を伺ってただ佇んでいるようなポーズにして、 最初の印象では怖いけれど、その怖さを克服したり、落ち着いてよく見てみると味方にも感じられるようにしました。
制作時期:中学2年生
制作期間:約3日間
使用ソフト:Blender
⚫︎ASIAGRAPH 2025年度 CGアートギャラリー公募展示部門 第四部門 こどもCGコンテスト部門 静止画部門にて優秀作品 Excellent works 受賞
【Cold Cola】
キンキンに冷えたコーラをつくりました。
プロの方からフィードバックをいただいてブラッシュアップしながら完成させました。
制作時期:中学1年生
制作期間:約3日間
使用ソフト:Blender、Photoshop
①テーブルの質感、自然に見えるようにあえて木の不揃い感などを意識して作りました。フォトリアルに見えるようにそれぞれの物体の解像度が違和感なくなじむように気をつけて作りました。ここからブラッシュアップしていきます。
②コーラに主役感が出るように構図を変更しました。でもこれだとテーブルの解像度が合わなくなったのと、配置のバランスが良く無いの暗くてコーラが美味しそうに見えないので、さらに修正します。
③暗さを解消するためにPhotoshopで色味を調整。しかしコーラが透けすぎたりテーブルが白くなりすぎてコントラストが落ちて地味な印象に。
さらに修正します。
④ここからプロの方の添削を受けて改良。アングルを変えてコーラの配置を変更。三分割法を意識。(栓抜きが遠すぎるとせっかくの栓抜きのディティールが見えなくなるので少し手前に配置)、背景の情報量を増やしリッチさをアップ。コーラの透けすぎを改善。
⑤テーブルなどに意図的に赤みや青みを追加し、地味で暗い印象を改良。
コーラの水滴や光の反射のハイライトを強めてコントラストをアップしつつ、コーラの茶色自体は明るくなりすぎないように調整。
⑥完成。最初の状態と比べて明るさと暗さのコントラストが美しくなり、コーラが美味しく魅力的に見えるような作品に仕上がりました。
【ワイヤーフレーム】
水滴を作り、それをパーティクルで生やして配置。
テーブルは意図的に形をゆがめて、古い素朴な素材感を表現。
窓やカーテンは写真素材を使用しているので、窓枠の影をテーブルに反映させるために、このような仮の窓枠を作り、影だけをテーブルに落としています。
【休息の時間】
Cold Colaをブラッシュアップした作品です。三分割法と三角構図を意識しました。
冷えたコーラを表現できるように、前回より水滴をブラッシュアップ。結露による曇り、結露同士が結合してできたいびつな水滴、大小の雫を作りました。
そして、背景やテーブル、小物、コーラそれぞれの「情報量(解像度や色彩)」をなるべく統一し、全体的に馴染むようにしました。
絵が無意味にならないように、なぜコーラを用意したのか、ここにいる人物はこれから新聞を読んで休憩するのかな?というような事を想像できるような、ストーリー性があり見ていて楽しめる要素がある絵作りを意識しました。
制作期間:3日間
使用ソフト:Blender、Photoshop
制作時期:中学2年生
イビルジョー
モンスターハンターのイビルジョーのファンアートです。
制作時期:中学1年生
制作期間:2日間
使用ソフト:Blender、Zbrush、Substance 3D Painter
①はじめにBlenderでおおまかな土台となる形をつくりました。
②そこからZbrushで皮膚のシワやトゲ、顔の細部や爪などを作り込みました。
③色は Substance 3D Painter で付けてから、またBlenderのほうで岩場を作ったりポーズを付けたり、涎を垂らすなどを作りました。
④ライティングなどを整えて、イビルジョーの凶暴性や迫力をイメージした仕上がりにしました。
【砂漠の荒くれ者】
小学4年生の時に闘牛をイメージして考えたキャラクターを、3DCGで再現しました。
制作時期:中学1年生
制作期間:4日間
使用ソフト:Blender、Photoshop
⚫︎ASIAGRAPH 2024年度 CGアートギャラリー公募展示部門
第四部門 こどもCGコンテスト部門 静止画部門にて入選
①小学4年生の時に考えたキャラクターを3DCGで再現しました。
キャラクターにあった背景も考え、砂漠のような場所に出てくるモンスターという設定にしました。可愛さと荒々しさを兼ねた外見をデザインしました。
②ゲームに出てくる敵キャラクターのイメージで作りました。元のデザインから別のタイプのキャラクターもデザインしました。メインのモンスターは「マグ」で、後ろの蛇型モンスターは「マグー」と名付けました。
③こちらは完成前の途中段階ですが、ここからプロの方からフィードバックをいただき、メインのマグが目立つように構図を変更したり、色やぼかし、輪郭のハイライト、イメージを際立たせる配置物などをブラッシュアップしていきました。
④マグー(奥のモンスター)や手前の骨、剣のサイズ、被写界深度調整、全体的に暖色の絵なので人間の服を補色の緑へ変更。人の手と砂の凹凸ラインが一直線にならないように調整。モンスターの輪郭にハイライト、細部に汚れを追加、マグ(大きいモンスター)の足に装飾追加。モンスターが大きく主役に見えるように地平線の位置を下げ、メインのモンスターが目立つようにライティング調整。手前に肋骨の残骸追加。
⑤ピンボケや彩度、明度を下げたり、ビネットをかけ、影のフィルターをかけて細かいところに味のある特殊な影を作っています。
⑥剣と足のシルエットが繋がってしまっていたので剣の位置を変更。肋骨の残骸をカメラに寄せてぼかし、前・中・遠を強調して完成。